おじんブログ

Webアプリに関する知見とか雑記です

3年4ヶ月勤めた受託開発会社を退職して無職になりました

Hasta la vista, baby

退職エントリーです。 2022/07/31 をもって 3年4ヶ月勤めた受託開発の会社を退職しました。

こういう内容を長々書くのはいかがなものか、という意見もありますが、他の人の退職エントリーを読んでて自分も転職の意思が言語化された経由があるので、自分も書きます。

退職した理由は下記に続いています。

会社の事業の方向と自分がやりたいことが噛み合わないため

一番の退職理由です。

会社の方針として非IT系企業のDX支援事業に注力すると発表がありました。具体的はグループウェアの導入提案や補助になる想定で、コードを書いてソフトウェアを開発することから離れそうでした。

一方で、自分は趣味の時間でもコードをガリガリ書いたり、ライブラリをチェックしたりするのが好きです。コードを書いて、プロダクトを開発して、それを改善するサイクルが好きです。

物事の解決に対して、コードを書くという「手段」に拘るのはエンジニアとして不適格かもしれません。ただ自分はコードを書く工程が好きで、それが一番パフォーマンスが出せると思っています。

また、色んな会社のテックブログにて、新入社員が新機能や開発の改善をしました、などの発表をしていることを見かけます。会社に3年もいるのにまともにプロダクト開発ができていない自分からすると衝撃的で「こんな世界もあるんだ」という思いと同時に、歴だけ長くてまともに実務でコードを殆ど書いたことがない自分には、激しい焦燥感が募りました。嫉妬しました。

会社には、そういうチャンスは今後は残されていないか、あってもかなり少ないと思ったため、見切りをつけました。

仕事上の心労から離れるため

詳しいことは省きますが、仕事上の心労が去年あたりから無視できないレベルで酷くなりました。

平日では仕事終わりの時間になると急激に眠くなって残業が辛くなる、寝起きの時間が制御できず寝坊するなどの睡眠リズムの乱れがあったり、休日中も無気力感が強くずっと寝込んで、やっと動けるのが日曜日の午後、というのもありました。

食事をしているときや趣味を楽しんでいるときでもずっと仕事上の悩みが思い浮かんで、辛い気持ちがずっと晴れませんでした。

心療内科にも行こうとしたのですが、4ヶ月待ちと言われて通うのも断念しました。

仕事はずっと忙しく、休職するには診断書がないと言い出しにくかったため、結局無理に仕事を続けて更に悪化しました。

心身がもう限界近かったので、現在の仕事から離れることを決意しました。

受託開発ではなく、自社サービス会社で開発をしたい思いが強くなった

受託開発をしていて自分が辛いなと思ったのは「自分が開発している機能で喜んでいる人数が少ない」ということです。

受託開発の現場では直接のお客さんが居て、その人の要望通りに作ります。 ただ、中には「なんでこんな仕様なの?」「これは前提となる要望が間違っているんじゃないか?」といった無茶な注文もあります。 しかし自分が居た会社で開発するものは、使用者が数人規模であることが多く、断る要因も少なく、部分最適化のような場当たり的実装をやることがしばしばありました。

言われたままのものを作るための場当たり的な実装を何度かやっていて、「もっと汎用性を持った手段を作ってみたい」と要望を抱くことがあり、モチベーションが上がりませんでした。

そういった経験からどうせ手間をかけて開発するなら、実装するものに対して納得感をもって取り組みたいですし、部分最適化よりは広く存在している課題を共通化して汎用性をもたせた解決策を作ってみたいです。 ある程度の汎用性を持った機能を開発できる経験は、多くの人数が使っているソフトウェアの開発ではないと得られないと思っていて、自社サービスの会社にあるんじゃないかと思っています。

今後はどうするのか

8月以降はフリーランスエンジニアとして活躍する予定です。

フリーランスエンジニアには年齢要因で単価や求められる職種があり、30歳という年齢を考えると、バリバリに開発して経験を積んで単価を高めていくチャンスは、今後多く残されていないと感じています。

なので、1年ぐらいお試しでフリーランスをやって、良かったら数年続けて、その後に進路を考えてみたいです。

ただ、エージェントに登録して2ヶ月近く探してもらっても仕事が無いので、フリーランスを諦めるかもしれません。

最後に

8月以降の仕事が決まっていないので、8月は夏休みになりそうです。ちょっとしたバカンスで休みます。

開業届は出しますが、このまま全然フリーランスの仕事がなかったら普通に就職活動する予定です。