おじんブログ

Webアプリに関する知見とか雑記です

退職してフリーランスエンジニアになるためにやった役所手続き

お断り

これは自分がフリーランスエンジニア(個人事業主)として開業するために行った役所の手続きの記録です。案件の獲得のノウハウはありません。

概ねの場合、これで充分だと思いますが、不安なら市役所の窓口に聞けばだいたい教えてくれます。そこで確認してください。

覚えるのが苦手な人は「退職後2週間以内にやらなきゃいけない手続きがある」と覚えてください。

やったこと

最低限やる必要があるもの

  • 退職直前まで在籍していた会社へ退職証明書発行を依頼 (年金、保険の手続きで使います)
  • 役所で国民健康保険への切り替え (退職してから2周間以内)
  • 役所で国民年金への切り替え (退職してから2周間以内)
  • 開業届を税務署に提出 (実際に仕事するまでに出す必要あり、それより早くてもいい)
    • マイナンバーカードがある場合は電子で申請できます
  • 確定申告 (2月~3月にやるもの、そのための準備を日頃からする)

必須ではないがやっておくと良いもの

  • 仕事用のメールアカウント取得 (Gmail でいいです)
  • 仕事用の口座開設 (ネット銀行で確認できる方がいい)
  • マイナンバーカードの取得
    • 自己証明で使えるため。運転免許証がある人はそちらでもいいです。

やったことの解説

前提

自分はこういう書類や手続きに関してはかなり面倒くさいと感じている方なので、省力化できるなら省力化する方針です。

うっかりミスも多いほうなので、便利なシステムがあるならガンガン利用します。

仕事用のメールアカウントの準備

まずは個人用のメールアカウントと仕事用のメールアカウントは分けましょう。 個人用のメールに埋もれて仕事用のメールを見逃す可能性があります。

また、仕事中にTwitterYoutubeをうっかり開いて集中できなくなったり、機密情報をSNSにお漏らしするリスクを減らすためです。

メールアカウントはGmailでいいです。寧ろ、Google Meetで商談することも多いため、Gmailアカウントの方がスムーズです。

お金があるなら独自ドメインを発行するのもありですが、ドメイン費用を払い忘れて失効したりとか、独自ドメインGmailを使うためにGoogle Workspaceのプランに加入するとかでお金がかかるのでGmailで充分です。

開業届を税務署に提出

開業届の書類は freee開業 で作成しました。必要な事項を入力すると、必要書類をPDF形式で出力するので、後は印刷して一部手書きと捺印して完成です。

マイナンバーカードを発行していれば freee 経由で電子申請できるそうなのですが、自分は発行していなかったので税務署に持ち込みしました。

結局後述する年金と保険の件で役所に行ったので、この点は別に気になりませんでした。

www.freee.co.jp

作成した書類は下記のようなジッパー付きのクリアケースに入れて持ち込みました。手続きするための書類を色々まとめる必要があるため、クリアファイルよりはこのような入れ物の方がいいです。

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ちなみに開業届を出すと、失業給付金がもらえなくなるので、退職後に暫く休んでから開業したい人は気をつけてください。

厚生年金→国民年金&関東ITソフトウェア健康保険組合(ITS)→国民健康保険への切り替え

役所で手続きしました。この手続きは退職後2周間以内に行う必要があります。

特に保険は忘れると保険適用外で医療費を払うこともあるため、できれば退職した翌日に切り替えするのが望ましいです。

切り替えに必要な書類は地方自治体のWebサイトを参考にしてください。 自分の場合は自己証明の書類として運転免許証があるのでそれを使いました。

年金と国民健康保険の支払いはクレカ、口座引き落としに切り替えができるケースがあります。コンビニ支払いでも可能ですが、忘れると後が大変なのでこれも自動で決済されるようにします。

ITSですが国民健康保険に切り替えず、任意継続もできます。この場合は会社と折半して払っていた保険料を全額自分で払うようになります。

www.its-kenpo.or.jp

自分は2年後に再度手続きするのを忘れそうなのでさっさと切り替えました。

確定申告 & 仕事用の口座開設

来るべき確定申告の記録のためにfreee会計、仕事用の口座はfreeeとの連携のためPayPay銀行を利用しました。

確定申告は過去にやったことがあるのですが、怠い記憶しかありません。また個人事業主のため、収入や経費の記録するツールが必要です。

そこでfreeeを利用することにしました。元々仕事でfreeeを使っており、操作に慣れているためです。

また、開業届の作成をfreeeで作成したため、そのまま会計もエスカレーションした形です。

仕事用の口座はfreeeとの連携を考慮してPayPay銀行にしました。連携に関してはまだ会計を入力していないのでよくわかりませんが、運用してみて気が付いたらまた別のブログ記事として起こす予定です。

PayPay銀行開設の際に屋号を必須で求められていたのでとりあえず「エンジニア」を屋号にしました。

www.paypay-bank.co.jp

まとめ

軽いはずみでフリーランスになったとはいえ、こういう手続きに苦手な意識があって不安でした。しかし、やってみると情報がWebサイトに掲載されていたり、ツールがあるため難しくありませんでした。

来るべき確定申告についてですが、ぶっちゃけ開業や税制について理解があやふやなので、freee開業に登録して届いた開業ガイド読んで勉強します。